鏡に映る自分の体を見て「ラクして痩せたいな…」と思ったことはないだろうか。
間食をやめなければ…運動をしなければ…とわかってはいるものの、そんな強靭なメンタルがあればとっくに痩せとるわ!!!とか言う私とそこのアナタに朗報。なんと食欲をコントロールする方法があるという。
ということで今回は、松尾伊津香「一生太らない魔法の食欲鎮静術」をご紹介する。
こんな人におすすめ
- 痩せたいのについつい間食をしてしまう
- 痩せたいけど運動は苦手
- 底なしの食欲をどうにかしたい
読もうと思ったきっかけ
Kindle Unlimitedでおすすめ本に上がってたのを見て気になった。食事制限ではなく食欲鎮静というのが見慣れなかったので興味を持った。あと、一生太らないって大げさなこと言ってんな~~しょうがないからどんなメソッドか読んでやってもいいよ??みたいな不純な動機。
リバウンドを繰り返してしまうのは、ダイエットの手法が自分に合っていないからでも、我慢や気合が足りないからでもありません。本当に向き合うべき原因は、食欲をコントロールできていないこと。もっといえば、「本当の味わい方」を知らないことにあります。
- こんな人におすすめ
- 読もうと思ったきっかけ
- 第1章 やせてもやせても、やせられないのはどうして?
- 第2章 「本当の味わい方」を知る
- 第3章 味わい方を変えて「やせ思考・体質」になる
- 第4章 心が整う食事瞑想
- 第5章 一生太らないためのダイエット黄金メソッド
- 感想
第1章 やせてもやせても、やせられないのはどうして?
ダイエットネタの「食べ物差別」に苦しまないで!
あなたがやせられないのは、意志が弱いからでもだらしないからでもありません。ただ、食欲を鎮める方法を知らなかっただけなのです。
トレーナー任せでは、永遠にやせられない
本当に必要なのは、自分自身で食欲と向き合い、コントロールする力を養っていくこと
お菓子を我慢できなかった・つい食べすぎてしまったなどメンタル面にフォーカスするのではなく、「食欲をコントロールする」という技術面からダイエットにアプローチするというのが目からウロコだった。
第2章 「本当の味わい方」を知る
まずは「よく噛む」をやめてみる
本当に味わおうと思ったら、よく噛もうと意識するのではなく、まずは舌先に食べ物をあてること
味覚を研ぎ澄ますための3ステップ
①食べ物を口に入れて奥歯で噛んだら、②すぐに舌先の方に持っていく。③そして、舌で味を感じながら食べ続ける。
食欲を鎮める・コントロールするやり方は至ってシンプルで、「舌先に食べ物を当てて味わう」というもの。なんでも、味を感じる器官は舌の先の方に集中しているので、舌先で味わうことで満足感を得られやすいとのこと。
実際にやってみたのだが、舌先で味わうことを意識するとごはんの甘さや味の奥行きを今まで以上に感じられるようになり、もっと味を感じたいがために噛む回数も自然に増えた。
第3章 味わい方を変えて「やせ思考・体質」になる
帰り道の買い食いは達成感による快感
やめられない買い食いの苦しみから抜け出すためには、これまでお伝えしてきた食事瞑想のステップを踏むことと、「この衝動は、食欲の問題ではない。単にストレスを発散したくて、達成感を得たくて、食べたくなっているだけなのだ」と、自分自身に言い聞かせることです。
家に帰れば作り置いてるおかずがあるのに、仕事帰りについスーパーやコンビニで買って帰っちゃうのが悩みのタネ。たぶん仕事帰りの買い食いがなくなれば夜に食べすぎることはないし食費もいくらか減らせるんだよね。
何で買い食いしてしまうのか、自己分析してコントロールできるようになるのが当面の私の課題です。
第4章 心が整う食事瞑想
長年の間食グセが3日で治った!
食事瞑想のプロセスはとても簡単です。
舌先に食べ物をあてる→胃の重さと温度を感じとる
これだけです。これだけで自然と噛む回数が増え間食がやめられたり、食べる量が減ったりします。そして、やせることができます
すでに出ている「舌先で味わう」ことに加えて、「胃の重さと温度を感じ取る」というのが食欲を鎮めるためのポイント。熱すぎない温かい温度で食べるというのと、汁物をいつもの食事に加えるようにしている。
基本はみそ汁にして、面倒な時はパック売りされてる春雨スープで代替。あるのとないのとではやはり空腹までの時間が違う気がする。
第5章 一生太らないためのダイエット黄金メソッド
リバウンドしないダイエットの絶対ルール
「絶対にリバウンドしたくない!」 そう思うなら、ダイエットは必ず「食事 → 運動」の順番で行ってください。
ダイエットは順番を間違えるとリバウンドする
一般の私たちに必要なのは、試合前の体のつくり込みではなく「食事改善」です。そして「その食生活を維持し続けること」です。
この章もなるほどな~と思ったところが多かった。いきなり強度の高い運動を始めても長続きしなくて挫折する、まずは食事を改善してからだ、というのはわかってはいるもののついつい忘れがちなところである。
左下の「食事×マイナス」→左上の「運動×マイナス」→右下の「食事×プラス」→右上の「運動×プラス」と段階を踏んでやらないと、長続きせず思うような結果も出ないため挫折してしまう。
つい右側のほうから手を出したくなるが、まずは根本的に食習慣・運動習慣の改善ができてからじゃないと痩せてもリバウンドまっしぐらである。(あ~~耳が痛いw)
感想
ダイエット、それは現代人の永遠の悩みである。巷には様々なダイエット法が溢れかえっているが、ただ体重を減らすのではなく健康を維持するためにも、食事の摂り方は鍵になる。
「舌先で味わう」ことは老若男女誰でも今すぐ実践可能なメソッドだ。しかも即効性がある。食事をきっかけに自分の生活習慣全体を見直すいい機会をくれた本だった。
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