どうも、みやま(@miyamachronicle)です。
朝の通勤時間には本を読むと決めていて、他にもスキマ時間にちょこちょこ本を読んでいる。少なくとも1日20分は読書の時間を取っていると思う。
2021年の上半期は35冊を読み終えた。
その中から、この記事では2021年上半期読んでよかった本BEST 8をご紹介。
2021年上半期読んでよかった本BEST 8
推し、燃ゆ/宇佐見 りん
芥川賞受賞の一報を見て、オタクとして「これは読まなくては…!」と衝動にかられた一冊。
推しを持つ人にとってグサグサ刺さるフレーズや描写がたくさん出てきて、著者の宇佐見りんさんも何らかのオタクなのかな…?!と思わずにはいられないリアルさだった。
オタクの人に何か読むべき本を聞かれたら、真っ先におすすめしたい。
これは読まねばと思いKindle版を即ポチった
“推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。”
推し、燃ゆ – 宇佐見りん https://t.co/27zke5PonU
— みやま (@miyamachronicle) 2021年1月20日
宇佐見りん「推し、燃ゆ」#読了
推しを応援する一人の人間の生活や心情だったり、推しが炎上してからなんとなくすべてがうまくいかなくなっていく描写に引き込まれて一気に最後まで読んだ。主人公のオタクとしてのスタンスが自分と近しいものを感じて余計に没入しちゃったなhttps://t.co/o54vLIS9rL— みやま (@miyamachronicle) 2021年1月24日
人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた/横川 良明
こちらも「推し」に関する本。推す側の心情にフォーカスしていて終始「わかる、わかる!」と思いながら読んだ。
オタクという生き方が広く市民権を得てきた今、好きに向かって全力で生きてる人の言葉ってストレートに入ってくるし面白いんだよな。
横川良明「人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた」#読了
単なるオタクあるある本に留まらず推しを推すこととは?を溢れんばかりの語彙力で考察していて終始「わかる」「それな」を連発する面白さでした。推しがいる人生は最高!https://t.co/fQpIbGmLjx
— みやま (@miyamachronicle) 2021年1月27日
“推しの Instagram を見ていると「あ~~好き~~~~」という感情がどんどん膨れ上がって、最終的に風船のようにぱんっと弾けた瞬間、中から桃太郎が出てくるように「課金しよ」の4文字が飛び出してきます。 なぜ「好き」を煮詰めた先にあるのは「課金しよ」なのか”
ここの部分マジ好きだった
— みやま (@miyamachronicle) 2021年1月27日
妄想とツッコミで読む万葉集/三宅 香帆
著者の三宅香帆さんを以前からフォローしていて、新刊を出されるってことで買ったのがこちらの本。
万葉集って国語の教科書に載ってたな~くらいの浅すぎる前知識でも楽しく読めるし、三宅さんの関西弁訳やツッコミスタイルの解説が面白い!
古典だけどちょっと大雑把だったりユーモアがあったり生活感があったり、万葉集を身近にに感じることができた。
三宅香帆「妄想とツッコミでよむ万葉集」#読了
教科書で習ったような有名な歌や令和の原典となった歌はもちろん、カニの歌(!?)があったり作者のバックグラウンドにスポット当てたりととても面白い。千年以上経っても人間の根本的な所は変わらないんだね。楽しく読みましたhttps://t.co/uFy9tSOQU3
— みやま (@miyamachronicle) 2021年4月4日
Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔/アイリス・チュウ/鄭 仲嵐
台湾の若きデジタル担当相オードリー・タンの半生に迫った一冊。
コロナ禍の台湾において「マスクマップ」のリリースを迅速に行ったとして、日本でも広くその名を知られるようになったタン。
多難な幼少期からITの道へ、そして政治へ参加していく経緯を本人へのインタビューも交えてまとめられている。
日本にもこういう天才がいてくれたらな…と思いつつ、彼女の習慣や考え方は平凡な私にも取り入れられるものがいくつもあった。結局はやるかやらないかだよね、っていう。
ストレスフリー超大全/樺沢 紫苑
毎年冬~春は仕事が忙しくなる時期に重なってストレスによる不調というのも感じやすくて。
特に今年はメンタルのやられ具合が厳しい感じが続いていて、なんとかセルフケアで乗り越えられないか…と思っていたときに出会った本。
この本に書いてあることを一つずつ習慣にできたら確実に上向いてくるだろうな~というくらい、至極まっとうなことが書いてある。
ストレスによる不調を感じている人には、ぜひおすすめしたい。
樺沢紫苑「精神科医が教える ストレスフリー超大全――人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト」#読了
・7時間以上の睡眠
・朝散歩
・週150分の運動
・健康的な食事加えてストレスの受け流し方や対人関係などの具体的な行動が提案されていて参考になった????https://t.co/efkuxXRDSQ
— みやま (@miyamachronicle) 2021年4月29日
心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書/Testosterone/岡琢哉
TwitterでおなじみのTestosterone氏と現役精神科医による、メンタルの危機管理についての本。ここでも睡眠・食事・運動の重要性が語られている。
エビデンスを示してしっかりとした解説がありながらも、Testosterone氏の筋トレバカぶりを発揮した会話が入ってくる軽妙さよ。かといって押し付けがましい感じでもないのがいい。
本を読むのはあまり得意じゃない…とか、堅苦しいのは苦手…という人でも楽しく読めると思う。
敏感な人や内向的な人が楽に生きるヒント/イルセ・サン
この記事を書くにあたって読んだ本のリストを確認していたんだけど、やたらとメンタル関連の本が多くて私本当に疲れてるんだな、と思ったよね…。
何でこんなにストレスを感じやすいんだろうって考えた時に、内向的⇔外向的とかHSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)の概念にピンとくるものがあって読んでみた。
内向的な気質であることは昔から自覚があったけど、HSPはちょっと微妙だなとずっと思っていて、読んでいてもHSPに関してはグレーだな~という感じ。
しかし、大前提として内向的な人間という基盤があるので、本書で提案されている「楽に生きるヒント」は大いに参考になった。
幸福の「資本」論/橘 玲
幸福の条件として「自由」「自己実現」「共同体=絆」があり、それぞれが「金融資本(資産)」「人的資本」「社会資本」に対応している。というところから、話が始まる。
どうすればそれらの資本を手に入れられるのか?
自分が幸せだと思う暮らしはどのようなものなのか?
それを実現するためにはどう舵を取るべきなのか?
耳が痛くなるようなことや直視したくない現実のことも書かれているが、自分のキャリアを考える上では必要な視点だなと。
アラサーの今のうちに知れてよかったなと思う箇所がたくさんあったし、新卒就活の時にこの視点があったらな…とも思ったので大学生や20代社会人にもおすすめ。
おわりに
2021年上半期読んでよかった本を8冊ご紹介した。
参考になったかどうかはわからないけど、ピンとくる一冊があったら読んでみていただけたらと。
下半期もたくさん本を読みたいな~ああ~~働きたくないな~~w
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