ストレングス・ファインダーをご存知だろうか?
正式名称は「クリフトン・ストレングス」と言い、個々の強みや才能を特定するためのツールである。
(本記事では、ストレングス・ファインダーと呼ぶことにする。)
このツールを利用して、個人が自らの強みを理解し、それを活かして仕事や生活でより良い結果を得ることができるようになるというわけだ。
今回、そのストレングス・ファインダーをやってみた。
この記事では私の結果と、どう生活に活かすのか、考えたことをご紹介しようと思う。
ストレングス・ファインダーの受け方
ストレングス・ファインダー受けるには、「さあ、才能に目覚めよう」という本についているアクセスコードが必要になる。
なので、まず書籍の購入が必要だ。
ストレングス・ファインダーは、ギャラップ社のウェブサイトで行う。
「コードの引き換え」のボタンを押して、書籍についているアクセスコードを入力すると、受験することができる。
⇒ クリフトンストレングスオンライン才能テスト|JA – ギャラップ
ストレングス・ファインダーの結果
約30分、たくさんの質問にポチポチ回答していき、私の強みである5つの資質が判明した。
それがこちら!
それぞれの資質について、一つずつ詳しく見ていこう。
慎重さ
「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行う時に最新の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
- 友人を慎重に選ぶ
- 自分については話をせず、自分自身で考えることを好む
- 一人で仕事や研究をすることを好む
- 真面目で事務的な態度で仕事や研究にアプローチする
- 読書を楽しむ(自分のこと以外に多くの話題を提供してくれるから)
慎重さが一番?と一瞬疑問に思ったけど、内容を読んで納得。
一人好き、根が真面目は自覚があるし他人にも言われることがある。
読書好きも強みになるんだ~と意外に思った。
最上志向
「最上志向」の資質が高い人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。
- 平均ではなく優秀であることが基準
- 特定の人々とのみ親しくなることを選ぶ
- 自分や相手特有の資質、性格特性、関心、強みを定期的に見つける
- 将来についての考察に没頭する時間を作るようにしている
- 持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したい
この最上志向については結果のレポートを読んでも、本を読んでも、しっくり来ないところがあった。
それも知らなかった自分の姿なのだろう。
規律性
「規律性」という資質を持つ人は、日課や秩序正しい計画に従うことを好みます。世界が自分が作った秩序の中に存在します。
- 毎日の日課を決める
- 必ずしも几帳面でもきれい好きでもないが、決めたことが完璧に完了されることを求める
- 定期的に目の前の作業にひたすら集中する
- 価値ある特定の人や活動に必要な時間を無駄にせず、より多くのエネルギーを注ぐ
ここでも真面目さが出てるなあと。
1日の流れもルーティン的にすることが快適だし、すると決めたことはちゃんと終わらせたいっていうのも当たり前のようで強みになるんだな。
内省
「内省」という資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。
- 考えることが好き
- 読書に没頭する機会を大いに楽しむ
- 一人でいることがとても楽
- 思考過程や体験を定期的に見直し、自分自身に対する理解を深める
- 聞き役に徹する
これこそ私!って感じの資質だな。
内省的であるのは、今まで生きてきてネガティブな面も多かった気がするけど、そういう面に救われてきたこともやっぱりあるので、5つの資質に出てくるのも納得。
目標志向
「目標志向」という資質を持つ人は、目標を定め、その目標に向かって邁進し、目標達成に必要な修正を行うことができます。優先順位をつけてから、その通りに行動します。
- 個人プレーヤーでいるのが好き
- 毎年、毎月、毎週目標を設定する
- あらゆる種類の状況、決定事項、計画を統括することに真剣に取り組む
- 誰かに支配されることを拒む
ここでも一人好きな一面が浮き彫りになっているw
これ、と決めたら目標をたてて行動していくのは割と得意なほうだという自覚はあったので、目標志向が上位の資質なのも理解できる。
強みを活かしていくために
私の強みである、「慎重さ」「最上志向」「規律性」「内省」「目標志向」の5つの資質を人生に活かしていくためにはどうすれば良いのだろう?
書籍には、各資質ごとに“行動アイデア”が書かれている。
「慎重さ」を活かす
- 法務関係や堅実な商取引、法令遵守に関連する仕事で頭角を現すかもしれない
- 人が決断するのを助けよう
- うますぎる話だと思った時は自分の直感を信じよう
- 考え抜く機会を得るまでは自分の意見を保留して良い
慎重さがあるからこそ、適切な判断を下しやすいってのはあるかも。
怪しいと思ったらだいたい当たっているw
「最上志向」を活かす
- 人の成功を助ける職務を探そう(コーチング・マネジメント・メンタリング等)
- 自身の一番の才能を発見したら、スキルを磨き、新しい知識を得て、練習しよう
- 成功から学ぼう
- 長期的な人間関係と目標に焦点を定め続けよう
- 弱点を最小化する方法を考えよう
短期的な人間関係や目標ばかりに目を向けていた気がする。
他の資質と最上志向をかけあわせていくことなんだな。
「規律性」を活かす
- 効率性を改善するために、仕組みや手順を整理しよう
- 行動計画表を作ろう
- 明確なルールや取り決めがなされた役割や責務につこう
- 体系的にやり通さなければいけないことをルーティン化しよう
やり通さなければいけないことを途中で投げ出してしまうことなんてしょっちゅう。
ルーティン化に落とし込みができれば続けられそう。
「内省」を活かす
- 哲学や文学、心理学の勉強を始めよう
- 考えたことを日誌や日記に箇条書きで書き留めよう
- 考える時間をスケジュールに入れよう
- 書くための時間を作ろう
- 自身が関心を持つものと同じ話題を語りたいと思っている人を見つけよう
この辺はもうすでにやっていることもある。
哲学や心理学は興味のある分野なので、そういう本を読んでみるとこから始めてみようかな。
「目的志向」を活かす
- ひとりで独立してその役目を果たす職務を探そう
- 仕事以外でも目標を設定しよう
- 活動内容を表にしてスケジュール通りに行おう
- 自分の強い願望を書き留めるための時間を作り、それらを頻繁に見返そう
- 量と質の両方を考慮して目標を定めよう
目標設定することで物事を前に進められるという資質は、どんどん活かしていきたいところ。
ひとりで独立して…ってもう叶っちゃってるね!?w
ストレングスファインダーをやってみた感想
自分の思考を反映しているものだから、驚きの結果!という感じにはならなかった。
まあそうだろうな、っていうのが8割の感想。
とはいえ、なんとなくで自覚している自分の資質を「見える化」することに意味がある。
自分はここが強みなのだと意識することで、より積極的に仕事や生活に取り組めるようになれそうだ。
ただ、テスト中の日本語訳が無理やり過ぎてこれでいいのか…?と思う場面もあった。
よく読み込みたくても20秒(だっけ?)経ったらその問の回答が無効になってしまうし、この辺は今後の改善に期待したいところ。
もうアクセスコード使っちゃってるから受けれませんけどね…w
チームビルディングやマネジメントに使うのはもちろん、強みを知って就職・転職の参考にするのもよし、私のように人生迷子の人は自己認識を高めるのに使ってもよし。
とにかく弱いところをちまちま克服するよりも、強みを知ってそれを活かしていくほうが人生より良くなるよね~ということだ。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう。