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みやまクロニクル

人生迷子の20代女が自由を求めてゆるく書く雑記

読んだ本の内容を思い出せない人必読!『読み上手 書き上手/齋藤孝』で読書上手になろう

読書

こんにちは、みやまです。

前回、1月に読んだ本について記事を書きました。

www.miyama-chronicle.com

で、書いてて思った。

「読んだ本の内容が思い出せない」ということを。

せっかく時間をとって読んだのに、全然自分の糧になっていないのを痛感しました。こんなんじゃ本を買ったお金も読書に割いた時間ももったいない。どうせ読むならちゃんと本の内容を人に話せる/書けるくらいちゃんと読書したい。と思い、買ったままでそのままにしていた齋藤孝さんの『読み上手 書き上手』を読んだのでご紹介します。

 

目次

 

 「読むこと」と「書くこと」のつながり

 

著者の齋藤孝さんは、明治大学文学部の教授でテレビにもよくコメンテーターとして出演しておられるのでご存じの方も多いと思います。『声に出して読みたい日本語』『読書力』など、読み書きについての著書を多く出しています。

当著では、本の読み方・文の書き方について3日間の基礎・応用・実践トレーニングを通して身につけていくという構成が取られています。ここでは「読むこと」と「書くこと」(そして「話すこと」)は別個のものではなくつながりがあるということが述べられています。

 

「読む力」「書く力」が人生を左右する

私たちは相手の書いたものや話したことから、その人の人格や能力を推し測ります。その人がどんな人で、どんな経験を積んできて、これからどうなりそうなのか。そうした総合的な評価を、言葉を通じて相互に行なっているのです。

ですから、言葉にいい加減だったり、苦手なままほうっておいたりすると、きびしい評価を受けることになってしまいます。社会に出たら、学校のようにテストや添削はしてくれません。ただ黙って付き合いや依頼を減らされるだけです。(P.190)

 

 人は最初の3秒で相手の印象を決めてしまう、というような話もありますが、相手と関わっていく上で言葉でのコミュニケーションは必須です。特にインターネット上では相手の顔が見えないまま文字だけでやり取りされることが多いかと思います。自分の発する言葉によって信用を得たり、反感を買ったりするわけです。

自分を見せたいように表現する手段として言葉があるわけですから、そこで十分に話せなかったり文章が書けなかったりすると、相手に伝わらずもったいないですよね。(上手く言葉に乗せることができたとしても、相手が汲み取ることができない場合もありますが。)

 

「書く」ために「読む」

いいものを書くためには、ふだんから「読んでいる」という足腰作り、鍛錬が必要です。その膨大な蓄積の上に、書くことがある(後略)。(P.16)

 

インプットしていないことを自分の中からアウトプットすることはできません。どんなに美味しいステーキを食べたとしても、ただ「おいしい」と言うだけでは伝わりづらい。焼き加減はどうで、どんなふうに盛り付けられていて、口に入れた瞬間に抜ける香りはどんなだ、と具体的に述べられたほうが読む側の想像力をかきたてます。

具体的に述べるためには語彙力が必要です。その語彙力をつけていく方法が「読書」なのです。

 

本を読んでいる人たちが日常の会話の中で使う語彙(言葉の豊かさ)は、読まない人たちの語彙とは決定的に違います。思考様式や思考の密度も違うので、毎日一緒に暮らす子供たちがいる場合、影響を与えないわけはありません。(P.35)

 

著者は本を読むことに加えて新聞を読むことを推奨しています。思えば、小学生の時から朝食後に新聞に目を通すことが習慣になっていました。1面の見出しと今日の天気、毎日連載されている記者のコラム欄、テレビ欄、社会欄の見出しをざっと見て学校にいく。それが当たり前だったので自然と言葉や漢字を覚えられたし、教科は国語や社会が得意でした。

それに、うちは父がサスペンスやミステリー小説が好きだったのもあり、休みの日はよく古本屋に行っていて本に親しみがありました。父が物知りなのも、読書家だからだと子供の頃から感じていました。

 

どんな本を読めばいいの?

いろいろなものを広く読むほうがいいのか、一冊の本を深く読むほうがいいのかという、二者択一の問いの立て方自体が間違っていたと言えます。広くたくさんの本に目を通して、特別気に入ったものをじっくり読めばいいのです。本読み上手な人はみな多読しています。(P.44)

面白そうなものを探すアンテナが発達してくると、読むものにハズレがなくなってきます。しかもアンテナの幅が広ければ広いほど、読みたくなるものがたくさん増えてきます。「読む・書く」ということの大本にある知的好奇心がどんどん刺激されてくるわけです。ここが大切です。(P.39)

 

好きなジャンルがあればそこから攻めるのもいいし、それすらわからない!という場合は「タイトル買い」「ジャケ買い」でいいと思います。売れ筋ランキングの上位を片っ端から制覇するのもいいかも。

私は、本棚や平積みを見て目を引く本があったら、目次を見ることが多いです。新書なんかだと目次で本の内容がだいたいわかるので、そこでいいなと思ったら購入します。

その時の生活状況や精神面で手に取る本も違ってくるので、それも読書の面白いところですね。

 

キーワードマップを作っておくと自分の関心が見える

自分の関心があるキーワードを集めて「キーワードマップ」をつくっておくと、たくさんの本を読むきっかけがつくれます。(中略)マップができると、自分の関心がどこにあるのかがわかり、本を読む時もキーワードが魚をすくう網のように本の内容をすくい取ってくれます。(P.97~100)

 

本を選ぶときにも、本を読む際にも役に立ちそうです。すべてのジャンルのすべての本を1ページ目から最後までくまなく読むのは不可能です。自分の関心がどこにあるのかがわかってくると読み進めやすいっていうのは確かにあると思います。

大学の時はレポートのためにしか本を読んでいなかったので、キーワードの出てくるところを探して斜め読み/飛ばし読みしていたダメな学生でした。

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読書した証を残す

ちゃんと読んだという証明をどうやってするかというと、「この本の中のどこが面白かったか」「読みどころはどこか」「著者が言いたいことは何か」「読んだあなた自身がそこから何を連想したか」「学んだことは何か」「この本で引用したい箇所はどこか」と質問して、すぐに話せるかどうかでわかります。それができない場合は、頁の最初から最後まで「見た」としても、読んだことにはならないのです。(P.21)

 

新卒の就活のときに、「最近読んだ本について教えてください」と面接で聞かれるパターンありますよね。たまに本は読んでいたけど、内容が全然頭に残っていなかったので中学の時に読んだ本の話をしたのはこの私です。それでも内定もらえたので大丈夫だよ。

しかし、読んだ後に内容が思い出せない読書って「読んだ」ことにはならないんですよね。文字を「見た」ことにしかならない。わかってはいたけど心にグサッと来るものがありました。小学生の時に読んだクレヨン王国火の鳥は鮮明に思い出せるのに、高校・大学時代に読んだ本を全く思い出せない…。

人に聞かれて、その本について軽く説明できるくらい話せるようになりたいものです。本の話ができる相手がいなければ文を書けばいいんですよ。ノートに書くのもよし、スマホのメモに入れとくのもよし、ブログに書いてみるのもよし。

書いていくうちにその本について理解を深めることができます。これがアウトプットの良さですね。

 

どんなふうに書けばいいの?

私は論文や本を書く時に、どうしてもこれは必要だという引用部分をまず打ち込むことにしています。(中略)その引用に対して自分の意見を書いていき、次の引用部分につなげていくためには項目を入れ替えて……というように考えていきます。(P.52)

 

 まさにこの記事では引用と意見の繰り返しで書いています。一か所の引用に対して意見を述べるだけでも結構な文字数になります。この部分いいな、と思ったり逆に、ここは違うんじゃないかというところを引っ張ってきて、自分の思いを書いていくわけですね。

ただし、記事全部を引用だけで済ませてしまったらそれはただのパクリなので注意が必要です。

 

何かを感じる=何かを読み取った時点で、もうすでに文章として意味のあるものが出来上がっているというわけです。ただ「すごかった」「よかった」と書くのではなく、具体的に良かった点を挙げて書くのがコツです。(P.64)

 

具体的に書くためには前述の通り語彙力が必要になるので、よりいっそう読書量を増やしていく必要があります。語彙力は昨日今日の読書で身につくものではありません。自分の好きなものをより好きだと表現するために、ボキャブラリーのストックをしておきたいですね。

 

メモを取る習慣が書く意欲につながる

ふだんから自分の中の変化や出来事を敏感に書き留めたり、思いついたアイデアを記録してメモをとったりする習慣はとても大切です。メモをとると、より深い体験をしようとする意識が刺激されます。それ自体がモチベーションになって、「これについて知りたい! これについて書きたい!」という意欲につながります。(P.115)

 

その瞬間は「◯◯だなあ」と感じていても時間が経つと忘れてしまいます。ちょっとしたことでもメモに残すことによって気持ちが持続してその後の行動につながっていきます。

ブログを始めてからは、興味があることやピンときたことはメモに書いたり、ブログの下書きのタイトルにキーワードだけ書いたりしています。ブログなんてほっておいたらすぐ書くモチベーションが下がりがちなので、書く気分がわかないときもメモを見て見出しだけちょこっと足しておくと本文も書き始められたりするんですよね。

 

まとめ

大学入試で小論文を書かないといけない高校生や、就活でエントリーシートを書く大学生へ向けて書かれた章もあります。もちろん社会人として文章を書かなければならない場面に遭遇することもあるので、ブログを書いている人に限らず参考にできる一冊だと思います。

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